peiには大きく3つの用法がある:
- 単独で(ふつう文頭において)用いて、その命題についてどう感じるかを尋ねる。
- 心態詞の後ろにおいて、その心態詞の表す感情をどの程度感じているか尋ねる。
- 心態詞の前において、その心態詞の表す感情を感じているか尋ねる。
・1つめ
あまりメジャーな使い方ではないが、一番有用だと思われる用法。
.i pei ra pu darxi mi - 彼が僕を叩いたことについてどう思うよ?
このとき、{pei}は{.i ra pu darxi mi}という命題についてどう感じるかを相手に尋ねています。
返事としては色々あると思います。
.uu - かわいそうに。
.o'onaisai - 激おこだよ!
.oi - やな感じ。
.a'ucu'i - 興味ないよ。
ここで注意しておきたいのが、ロジバン話者に英語圏が多いことから、この用法は付加疑問文的な意味で使われることが多いです。つまり、「この命題についてあなたは同意しますか?」という意味でこの用法を使う人が多いということです。
.i pei do ba klama ti - 君はここに来るよね?
これは要するに、同意か不同意かのいずれかで答えればよく、
.ie - うん。
.ienai - いいえ。
となります。話者の国別人口数の偏りによる慣習がここに表れていることに注意してください。
個人的には、この付加疑問文的な問いは2. 3.の用法を使ったほうが意味が明確でいいと思います。
ちなみに、{.i pei}で、「調子はどう?」という挨拶文句になります。
ちなみに、{.i pei}で、「調子はどう?」という挨拶文句になります。
・2つめ
maやmoといった疑問語と同じような役割をpeiが担います。すなわち、「ここに適切な語を埋めろ」と命令するわけです。つまり、peiは「適切なCAI類を埋めろ」と言うわけです。この用法はおそらく一番メジャーです。
.i .au pei mi cilre fi la .lojban. - 私がロジバンを学ぶのをどれくらい望んでいますか?
これに対する返答としては、
.au - ふつう
.au ru'e - ちょっと
sai - とても
nai - 学んでほしくない
cu'i - どちらでもいい
などが考えられます。見れば分かるように、CAI類だけを答えても、心態詞にCAI類を付けた形を答えてもどちらでも構いません。
・3つめ
これはどちらかといえば「xu」的です。
.i pei .e'a mi pinxe lo birje - ビールを飲んでもいい?
これは、その命題に対して相手が{.e'a}と思うかどうかを尋ねています。その度合は尋ねていません。答え方としては、
e'a - いいよ
e'a nai - だめ
e'a cu'i - どっちでも
などがあげられます。
1. でやった、同意を求める、付加疑問文的用法は、{pei .ie}を使うほうがわかりやすいと思います。
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