2015/06/22

「抽象化」

つい最近まで、NU類、英語でいえば abstractorの日本語訳が「抽象詞」であることに少しだけ違和感を感じていました:

どちらかといえば、「抽出詞」なんでは?出来事とか命題とか属性とか、確かに抽象的なものを引き出すという意味ではわかるけれど、むしろ命題表現(bridi)からそういった諸々を「引き出す」方に注目したほうがいいのでは。

と。まあこんな感じに思ってたんですけれど、ふとwikipedia-抽象化を見てましたところ、
 抽象化(ちゅうしょうか、AbstractionAbstraktion)とは、思考における手法のひとつで、対象から注目すべき要素を重点的に抜き出して他は無視する方法である。
とあり、自分の無知っぷりを発揮していたことが分かりました。NU類というのは、

対象(bridi, 命題表現, 文)から注目すべき要素(事象, 性質, 命題)を重点的に抜き出す機能語

だったわけですね~。いや、そのこと自体は知っていましたが、「抽象」の表す意味を履き違えていました(なんか「ぼんやりしたもの」くらいのイメージしかなかった(アホ))。

0 件のコメント:

コメントを投稿