2013/08/08

ロジ検 8/11更新

検定というより、学習進度に合わせたカリキュラム確認テスト、って感じかな。

ドイツ語にはカリキュラムあるよね。あれを参考にしてみようかな。

とりあえずロジ検と言っていきますが、基本的には
・語彙力
・文法力
・作文力
・読解力
の4つがそれぞれの段階で確認されるべきでしょう。

語彙力については、2つあると思うんですよね:
・通常語彙(読んだり書いたりするために必要な語彙)
・カテゴリ語彙(ジャンル別に覚える語彙)

もちろんこの2つの語彙は排反ではありません。
おそらく文法問題では通常語彙だけでなんとかなります。
カテゴリ語彙は、たとえば「果物の名前」とか「色の名前」とか、
まとめて覚えておいたほうがいいが、使うかといわれるとそうでもない語彙のことです。
通常語彙の中に、林檎とかバナナはあるとおもいますが、
メロンとかスイカとかイチゴとかはカテゴリ語彙に置いてあったほうがいいでしょう。
そういう一貫した語彙というのもカリキュラムに組み込む必要がありそうです。
しかし、何があるかな…?

・ 果物、野菜
・ スポーツ
・ 色
・ 身体の部位
・ 食べ物に関すること
・ 旅行に関すること
・ 部屋の名前(台所、風呂場、寝室…)
などなど色々ありそうですね。「こんなのあるよ!」ってのがあったらコメントしてください。

で、実は通常語彙よりもカテゴリ語彙のほうが記事としては組みやすいんですよね。
通常語彙はみんなで選定する必要がありますが(一応valzengausは通常語彙が目的)、
カテゴリ語彙に関しては、もちろん選定は必要ですが、通常語彙ほどではありませんので。

補足8/11:
調べてみたところ、CEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)というものだったそうです。

ヨーロッパ言語共通参照枠(ヨーロッパげんごきょうつうさんしょうわく、英語Common European Framework of Reference for Languages; CEFR あるいは CEFフランス語Cadre européen commun de référence pour les languesCECR)とは、ヨーロッパ全体で外国語の学習者の習得状況を示す際に用いられるガイドライン。1989年から1996年にかけて欧州評議会が「ヨーロッパ市民のための言語学習」プロジェクトを推進したさいに、ヨーロッパ言語共通参照枠がその中心的な役割となった。ヨーロッパ言語共通参照枠の目的は、ヨーロッパのすべての言語に適用できるような学習状況の評価や指導といったものの方法を提供することである。 ― wikipedia
 CECR とは欧州評議会が定めた語学力評価基準のことで、これに基づいた教育機関での語学研修履行経験や証明書は、全ヨーロッパで語学力の証明に使われています。 CECRは各言語のさらなる発展と流用を目的に定められたもので、この基準が今後さらに多くの国に取り入れられることは疑いようがありません。我が校のク ラス編成・授業内容も、このCECRの基準に基づいてA1からC2までの6段階に分けられています(A1 - A2 - B1 - B2 - C1 - C2) 
 ヨーロッパの言語に限定された学習状況評価システムですが、ロジバンにもいくらか応用できるかもしれません。
具体的にはABCの3段階をさらに2分割したA1、A2、B1、B2、C1、C2の合計6段階のレベルで言語力を表すことができ、言語機能に基づいた『Can Do Statements』によって、その言語を使って「具体的に何ができるか」を示します。
NHKによると、それは以下のような区分のようです。

A0: ごく簡単な表現を聞き取って、名前や年齢を伝えられる
A1: 日常の簡単な表現を理解して、基本的なやりとりができる
A2: 日常の基本表現を理解して、簡単なやりとりができる
B1: 身近な話題を理解して、意思と理由を簡単に表現できる
B2: 社会生活上の幅広い話題を理解して、自然な会話ができる
C1: 複雑な話題を理解して、明確で論理的な表現ができる
C2: あらゆる話題を理解して、細かい意味の違いも表現できる

おそらくロジバン学習者にとっての一応の終着点はB1になるかと思います。
ロジバンでロジバンについて議論するときはB2まで行く必要があるかもしれませんが。
A2はツイッターやフェイスブックなど、SNSにおいてロジバンで会話できる程度でしょう。

A1はNHKのこの表以外にはみられませんでしたので、A1~B2について詳しく載せます:

A1
具体的な欲求を満足させるための、よく使われる日常的表現と基本的な言い回しは理解し、用いることもできる。自分や他人を紹介することができ、どこに住んでいるか、誰と知り合いか、持ち物などの個人的情報について、質問をしたり、答えたりすることができる。もし、相手がゆっくり、はっきりと話して、助け船を出してくれるなら、簡単なやり取りをすることができる。

A2
ごく基本的な個人的情報や家族情報、買い物、近所、仕事など、直接的関係がある領域に関する、よく使われる文や表現が理解できる。簡単で日常的な範囲なら、身近で日常の事柄についての情報交換に応ずることができる。自分の背景や身の回りの状況や、直接的な必要性のある領域の事柄を簡単な言葉で説明できる。

B1
仕事、学校、娯楽で普段出会うような身近な話題について、標準的な話し方であれば主要点を理解できる。その言葉が話されている地域を旅行しているときに起こりそうな、たいていの事態に対処することができる。身近で個人的にも関心のある話題について、単純な方法で結びつけられた、脈絡のあるテクストを作ることができる。経験、出来事、夢、希望、野心を説明し、意見や計画の理由、説明を短く述べることができる。

B2
自分の専門分野の技術的な議論も含めて、抽象的かつ具体的な話題の複雑なテクストの主要な内容を理解できる。お互いに緊張しないで母語話者とやり取りができるくらい流暢かつ自然である。かない広汎な範囲の話題について、明確で詳細なテクストを作ることができ、さまざまな選択肢について長所や短所を示しながら自己の視点を説明できる。

<参考>
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A8%E3%83%BC%E3%83%AD%E3%83%83%E3%83%91%E8%A8%80%E8%AA%9E%E5%85%B1%E9%80%9A%E5%8F%82%E7%85%A7%E6%9E%A0
http://eigoryoku.nhk-book.co.jp/cefr.html
http://gc-t.jp/toefljunior/column/cefr.html
http://www.das-akademie.com/das-berlin_2/japanese_8/referenzrahmen-ger-cecr_n1076p0.html
http://www.goethe.de/ins/jp/tok/lrn/stf/jaindex.htm

0 件のコメント:

コメントを投稿