# nu と ce'u
一昔前の私は、「lo nu ce'u broda で ce'u に焦点がおけるよ~!」みたいなことを言っていたのだけれど、BPFKが「ce'u は自由変項やで」みたいなことを宣ったので、過去の自分と対立した立場に今はいる。
えっと、{nu} というのは、それが取り込む文によって表されるような事象を引っ張ってくるわけですが、事象を表す文というのはふつう閉文です。なので、nu節に自由変項(ce'u)があるのはあまり好ましい状況ではないわけです。実際、CLLでは{nu}と{ce'u}を併用している表現は見当たりません。
ふつう、開文を使いたいなら、{ka}を使えというのが主流のようです。 Lojban Wave Lessons 30章 では、まさにそのようで、英語辞書では kakne_2 は(事)なのに、{lo ka} 使おうね!と言っています。多くのgismuで {lo nu vo'a broda} を志向するようなものが多いのは確かです。言い換えれば、「意味上の主語」というものですね。結構なbrivlaで、nu節の省略された1位 zo'e は vo'a を意味します。
それでもやはり違和感はあって、{mi nelci lo nu vo'a bajra} と {mi nelci lo ka ce'u bajra} だと結構感じ方が違いますよね。上の話は、一般論にまでは広げられなさそうなんですよね。ちなみに、{mi nelci lo nu vo'a ckaji lo ka ce'u bajra} として、無理やり ka節 を使うことは可能です。
いずれにせよ、nu と ce'u の併用に関する意味論は現在フリー(なはず)なので、
{lo nu ce'u broda} = {lo nu zo'e ckaji lo ka ce'u broda}
としてやると、直観的にも受け入れやすそうですね。
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