{judri}という単語が結構色々と使えそう。
judri
x_1 は x_2 の、 x_3 (体系)における住所/宛先
「Eメールアドレス」も。このとき、x3は「インターネット」など。
日本語辞書には、メアドやURLにも使えると親切な記述がありますが、ロジバン定義を見てみると
judri
x_1 sinxa lo du'u ma kau stuzi x_2 kei ma'i x_3
とあります。「x1 は x2 が x3 の観点でどこにあるのかを示す記号」くらいの意味ですね。
ロジバン定義の語義の中で、{judri}を使っているものを探してみると、意外と面白い。
detri
x_1 noi nanca jo'u masti jo'u djedi sinxa cu judri x_2 noi fasnu kei x_3
tcika
x_1 noi cacra jo'u mentu jo'u snidu sinxa cu judri x_2 noi fasnu kei x_3
なるほど。確かに、日付や時刻というのは出来事の「住所」ですね!
この定義を書いたのはおそらく xorxes氏なので、彼的には「住所」は「何らかの構造下での場所を表す記号」となるようです。
時間は数直線で描けますから、逆輸入的に、3次元(に別に限りませんが)のユークリッド空間の座標点も judri で表現できそうですね。
li no ce'o li pa ce'o li re cu judri py. noi mokca
/ (0, 1, 2) は点Pの座標だ。
meksoが好きなら、
li jo'i noboi paboi reboi te'u cu judri py. noi mokca
/ (0, 1, 2) は点Pの座標だ。
としてもOKですね。「場所に対する記号のマッピング」です。
ただ、そもそものロジバン定義の問題点として、tcika や detri の x1 は数だけれど、数それ自体は記号なのかどうか?というのがありように思われます。しかしながらこれは、「記号を狭く見すぎている」ということで話がつきます。たとえば、「鳩は平和の象徴」として、つまり、「鳩は平和を表す記号」としてしばしば見られますし、必ずしも文字列だけが記号として(すなわち sinxa1として)働くわけではありません。数がある場所を象徴したっていいわけです。
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