2013/07/19

入れ子相について

・gismuの潜在的継続相と瞬間相について
エスペラント 動詞の相

dasni は潜在的に継続相を示唆している?
binxo は潜在的に瞬間相を示唆している?
djuno は潜在的に継続相を示唆している?


着る co'a dasni
着るのを途中でやめるのは…? 
着ようとしている途中は…? ca'o co'a dasni ?

co'a dasni という短い相の中にもまた相があるのでは?

つまり、入れ子相の存在がある?




4 件のコメント:

  1. メモだから、これは余計なコメントになると思いますが、個人的な考えを書いてみます。

    ロジバンの brivla の意味は、自然言語に沿うように意味が定義されているので、
    状態っぽい意味の brivla や、変化っぽい意味の brivla という違いはありますが、
    潜在的に相を示唆することはありません。

    エスペラントでは、点動詞とか線動詞という日本特有の文法用語が開発されていますが、
    これはエスペラントの動詞に -ant- を付けて良いかどうか、 -igx- を使って良いかどうか、など、
    相の表現が正しいかどうかの判断が、日本人には難しいからだと思います。

    そのように思う根拠として、日本以外のエスペラント辞書には、点動詞や線動詞という区別は書かれていませんし、
    日本以外のエスペラント話者には、 punkta verbo とか linia verbo という用語の意味は、説明しないとわかりません。
    ヨーロッパのいくつかの言語のどれかを母語とする者にとっては、
    動詞の相の表し方は、母語から容易に類推できるので、
    そのような区別を辞書に書く必要は無いのです。

    そのリンク先の内容は、動詞自体に「相」があるかのように読み取れますが、
    一般的な文法用語の相は、動詞自体が状態を表すか変化を表すかという違いではなく、
    動詞の活用や文法的な付属品によって、その動詞が表す状態や変化などが、時間軸とどういう関係にあるかを表す、文法範疇の一種であるはずです。

    ロジバンでは、このような本来の意味の相を ZAhO 類で表します。
    brivla 自体には、「状態っぽい意味 (dasni, djuno...)」、「変化っぽい意味 (binxo...)」などの、漠然とした意味の違いしかありません。
    dasni に co'a や co'u や co'i を付けても ca'o を付けても構いませんし、
    binxo に ca'o を付けても co'a や co'u や co'i を付けても構いません。
    エスペラントと違って、話し手が自由に相を選べます。

    着るのを途中でやめるのは co'u co'a dasni
    着ようとしている途中は ca'o co'a dasni

    などで良いと思います。
    co'u co'a dasni の方は見たことがない気がしますが、 ca'o co'a はよく使われています。

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  2. コメントありがとうございます。
    メモという題ですが、誰かからの反応を待っていました .u'i

    やはり、「潜在的な相」と言ったところは点性・線性とか、
    いっそ、状態様brivla、変化様brivlaなどと読んだほうがよさそうですね。

    ZAhOの係りの処理は
    {ZAhO (ZAhO SELBRI)} でいいのですか?
    ZAhOには特段「架空の旅」のようなものはないのでしょうか?

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  3. 文法上は「時間に関係するcmavoの塊」となっているだけで、係り範囲が入れ子にはならないようですが、
    CLL10.23の内容から解釈すると、意味上は入れ子と考えて良いと思います。

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