co'i は BPFK sections だと、
Punctual (perfective) aspect. It indicates that a situation takes place at one moment in time, without duration. When tagging a sumti, the sumti indicates the point in time when the situation occurs.と定義されています。僕は "point" とか "punctual" の感じからテキトーに「点相」と訳しましたが、調べてみるとちゃんとした用語がありました。 punctual で「瞬時相」「非継続相」を意味するらしいですね。
ちなみに、perfective は「完結相」のことで、 これは wikipediaによれば、«完結相(かんけつそう、英語Perfective aspect)とは言語学で、一回限りの事象を時間経過と無関係に(点として)表現する相をいう»そうです。もちろんこれは pefect 「完了相」とは異なるので注意。
いずれにせよ、最新の意味論では、「到達相」 achievative という語はどこにも出てきません。
じゃあ到達相ってなんだろね、と、PCLL10章 例10.11 あたりを見てみると、
シマヴォ “co'i”を使い、出来事全体を単一の瞬間として扱える:
10.11) la djan. pu co'i catra la djimと書いてあり、ん、やっぱり「到達相」って「瞬時相」のことじゃん!となります。
ジョン [過去] [到達相] 殺す ジム
ジョンは、彼がジムを殺したという時間に居た
しかも、"achieative"という言葉、ググってもロジバン関係しかでてこないところを見ると、オリジナルの言葉だったんでしょうか。
さて、元凶はどこにあるかというと、おそらく wikibooksの相のパート です。ここでは、
一般に混同されがちな「結果・経験を表す完了相」と「出来事を全体として捉える完結相」は mo'u と ba'o に当たる。って書かれてるんですが、完了相は ba'o だし、完結相は co'i なんですよね。このことはCLLの頃から変わってないと思うので、多分 wikibooksの結構重大な誤りといえそうです(直せよ)
というわけで、直したほうが良さそうなので、ロジバン相談室に持ち込むかなんなりしてみます。
P.S.
BPFKの担当メンバーの注釈に、
achievative -> punctual (I don't know where "achievative" comes from.)と書いてありました。やはり謎な単語なんですねww
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