2013/05/21

Lojban Lessons - 19章 (数)

Lojban Lessons - 19章 (数)

[注:digit, number, number string, number word の訳し分けが厄介で、訳が分かりにくいものになっているかもしれません。]

言語を学ぶとき、数え方というのはたいてい初期に教わります。
しかし実際のところ、数え方を知っていても、それを伴う会話の仕方が分からなければあまり意味がありません。
これは数についての章を19章に持ってきた理由のひとつでもあります。その他の理由として、数それ自体は学びやすいのですが、sumtiへの修飾の仕方がややこしいというのがあります。しかし、それについては後ほどの章に回しましょう。

これらの語を学ぶ前に、数それ自身には文法がないことを知っておくべきです。これはつまり、いかなる数字の羅列(以下、数字句という)も、それがまったく意味をなさないとしても、すべて文法的に同一なものとして扱われるいうことです。それゆえ、ある数字の構成体が意味をなすか否かをはっきりと答えることはできません。しかし、数語を意図して使うやり方もあり、その基準からそれると混乱が生じる元になります。

この章ではロジバンの数語すべては学びません。よく使われるものに絞って説明していきます。多彩な数学的cmavoはmeksoと呼ばれ、その複雑さゆえ、まるごと扱いません。いわゆるbridi数学における利点も疑わしいものですし。

普通の数字から始めていきましょう。すなわち、0から9です。:

 零    一    二    三    四    五    六    七    八    九
no    pa     re    ci     vo    mu    xa    ze    bi    so

noを除き、その母音がa,e,i,o,uの順であること、それぞれ異なる子音が使われていることに注意してください。10以上の数字は、その数字の桁をそのまま読めばいいです:
vo mu ci - 四百五十三
pa no no no no - 10000

「疑問数」なる穴埋め疑問語のようものもあります。それはxoです。そういった質問には、単にその該当する数字それ自体を答えるか、数を表す構成体(後にやります)を答えます。
ci xo xo xo  - 3??? (三千いくら?)
xo 疑問数 – その正しい数を尋ねるために、普通の数字のように使う

試験的な語xo'eは、不特定の、省略的数字を意味するのにときどき使われます。その定義は非公式ではありますが。
ci xo'e xo'e xo'e – 三千といくらか
xo'e 省略 数
すべての数字句は文法的に同一に扱われるのですから、ひとつのxo'eに対して複数桁で答えることもできます。

さらには、16進数用の数字(A〜F)もあります。普通は10進数を使いますが、16進数用の数を使えば安全に誤解なく16進数を使っているということが想定されます。

dau fei gai jau rei xei vai
10(A) 11(B) 12( C) 13(D) 14( E) 14(E) 15(F)

Eに相当する語が二つありますね。公式ではreiが採用されています(xではじまる三文字のcmavoはすべて試験的なものです)。xeiはreと混同するのを避けるために提案されています。

進数はju'uを使って明確に述べることができます。ju'uの前に該当する数字を書き、ju'uのあとにそれが何進数かを示します。
dau so fei no ju'u pa re - A9B0 (進数は12) (ここで進数が12になるのはその場限りで、その後はまた10進数に戻ります。永久に進数を変えることもできますが、あまり実践的でもなく、その仕方も明確に決まってはいません。)

小数はふつう小数点piを使って表されます。
pi 小数点
pa re pi re mu 12.25

数学と同じく、piの前に数字句がなければ0を想定します。これに関連して、数セパレータpi'eは16進数よりも大きな進数で話すときだったり、小数点piが不適切であったりするときに、桁を隔てるために使われます。たとえば、時間(時、分、秒)について話すときです:
pa so pi'e re mu pi'e no ju'u re ze - 19, 25, 0 (27進数)
re re pi'e vo bi - 22, 48 (22時48分)

数学的には厳密ではない、主観的、相対的な数語もひとしきりあります。これらの語は基本数とほとんどまったく同じに振る舞いますが、お互いに結合してさらに大きな数を形成することはできません。

ro so'a so'e so'i so'o so'u
すべて ほとんどすべて ほとんど たくさん いくつか 少しだけ

これらの語は、数字を伴うとき、その数字の程度についての二番目の目安となります。
mu bi so'i sai - 58、これは本当に大きい

それゆえ、これらは数字句の中間に置かれることはありません。piのあとに置くと、小数点以下の数の程度を表すとみなされます。

pi so'u – それの小部分
pi so'o – それのいくつか
pi so'i – それの大部分
pi so'e – それのほとんど
pi so'a – それのほとんどすべて

まさに主観的な数語がいくつかあります。これらは先ほどのものと同じように働きます。

du'e mo'a rau
多すぎる 少なすぎる 十分

次の5語は文脈に基づいた数です。直後の数を修飾すること以外は、先ほどのものと同じに働きます。

da'a su'e su'o za'u me'i
~を除くすべて 多くて~ 少なくとも~ ~より大きい ~より小さい

これらの語のあとに数字がこない場合、1が想定されます。
so'i pa re da'a mu - 5を除く12という多数

知っておくべき最後の2つの数には、ほんの少し複雑な文法があります:
ji'i  数字を丸める、概数、約

ある数の前にji'iが置かれると、その数全体がおおよそであるとなります:

ji'i ze za'u rau ju'o - 約70、これは確かに十分量より大きい

数の中間に位置するときは、その後続の桁のみ大まかであるという風になります。数の終わりにある場合は、その数は既に丸められたものであるという意味になります。

ki'o 数コンマ - ある数字句の中で桁を分ける; 1000

ki'oがキロと似たように思えるのは偶然ではありません。いちばん単純な使い方は、大きい数を3桁ごとに区切ることです。日本語でいう、カンマですね。

pa ki'o so so so ki'o bi xa ze – 1,999,867

3桁未満の数がki'oの前に置かれたとき、その数は最低限重要なものと想定され、その残りを埋めるためにzeroが想定されます。
vo ki'o ci bi ki'o pa ki'o ki'o - 4,038,001, 000, 000
ki'oは小数点以下でも同様に使われます。

これらがsumtiにどのように係るのかはそれ自体大きな単元ですので、22章に回します。そこでは、これらの数がbridiでどんな具合に使われるのかに焦点を当てます。

数字句はxo型の質問への答えに使われるので、それ自体で文法的に正しいものです。しかし、この場合、その数字句はあるbridiの省略形といったものではなく、ただただ数字句でしかありません。つまり、なんらかのbridiの一部というわけではありません。一般的に数がbridiの一部となるとき、二つの形のいずれかをとります。純粋な数字か量化詞です。量化詞に関しては後の章でやるとして、ここでは純粋な数字をみていきましょう。

純粋な数はliを接頭辞にもつ数字句のことです。これは数から直接sumtiを作り、たとえば「数字の6」といった数学的概念を指します。liのfa'orma'oはlo'oです。
li 数/mekso表現をsumti化。

lo'o 数/mekso表現のsumti化を終わらせる。

この単純なsumtiはふつうmitreやcacraのようなbrivlaのx2を埋めるものです。

mitre  x1はx2(数量)・x3(方向)・x4(基準)のメートル; x1はx2メートル
cacra  x1はx2(数)・x3(基準)の時間

次の文を訳してみましょう:

le ta nu cinjikca cu cacra li ci ji'i u'i nai

Answer: 「はあ、あの夜遊びは約3時間続いているわ」

ロジバンで一から三まで数えて見ましょう。
Answer: li pa li re li ci

この章で最後にするのは、selma'oMAIとMOIです。
MAIにはmaiとmo'oの二語しかありません。このどちらとも数字句を序数に変換します。これは心態詞と同じ文法を持っています。序数は文章を章や節など二つの区分に分けるときに使われます。maiとmo'oの唯一の違いは、その区分のレベルの違いです。mo'oのほうがより大きな区分を示します。たとえば、章はmo'oで、節はmaiで数え上げます。注意してほしいのが、これらはMOIと同様、liを必要とせず、数字をそのまま取ることができます。

mai: 低レベルの序数マーカー: 数字を序数に変換する。mo'o: 高レベルの序数マーカー: 数字を序数に変換する。

MOIには5つの語があり、これらはすべて数字句をselbriに変えます。
moi - 数字nをselbri化する: x1はx2(集合)・x3(原理)におけるn番目

例: la lutcimin ci moi lo'i ninmu pendo be mi le su'u lo clani zmadu cu lidne lo clani mleca –
「ルイチーミンは私の女友達の中で、背の高い順から3番目だ。」
(順序を指定する際、ka抽象詞(29章)をsumtiとして使うならば、その集合の要素のうち、その性質の高い順に数えていくと理解されます。なので、今回のx3はlo ka clani と短く表現できます。)

lidne  x1はx2を、x3(序列)において先行する/先立つ; x2はx1に続く; x1は前者; x2は後者
clani  x1はx2(次元/方向)・x3(照合枠)において長い
zmadu x1はx2よりも、x3(性質/数量)の点で、x4(度合)ほど卓越している/x3がx1にはx2よりももっとある
mleca x1はx2よりも、x3(性質)に関してx4(数量)ほど少ない

mei -  数字nをselbri化する: x1 はx2(集合)からなる群で、その群はn個のx3を有している。
注意: ここで、x3は個、x2は集合、x1は群と想定されている。

mi ci mei はどういう意味でしょう?
Anwer: 「我々は3人グループだ」

si'e -  数字nをselbri化する: x1 はx2のn倍
例: le vi plise cu me'i pi pa si'e lei mi cidja be ze'a lo djedi –
 「このリンゴは一日の私の食べものの1/10未満だ」
上の例文のsi'eの定義が「x1はx2の1/n倍である」になっているのに注意してください。当初はn倍の定義で使っていたのですが、最近では変わりつつあります。公式のsi'eの定義も多分変わると思います。

cu'o -  数字nをselbri化する: 1(事)は2(条件)において n の確率で起こる
例: lo nu mi mrobi'o cu pa cu'o lo nu mi denpa ri –
「私が死ぬという出来事は、私がそれを待つという条件において1の確率で起こる」
= 「十分長く待てば、私が死ぬのは確実だ」
denpa x1はx2(事)をx3(状態)ながら待つ、x4(事)の開始以前/再開以前に

va'e -  数字nのselbri化: 段階selbriに変換する; x1 は段階 x2 上の段階位置 nにある
例: li pa no cu ro va'e la torinon – 「10はトリノスケールの一番上だ」

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